車に装備されているエア・コンディショナーをカーエアコンと呼ぶ。
冷房の場合、基本的な構造は通常のエアコンと変わりなく、コンプレッサーを使う方式である。
暖房の場合、液冷エンジンにおいてはエンジンを冷却した冷却液を室内のヒーターに導き、熱交換している。
カーエアコンの暖房は、エンジンの廃熱利用にあたる。
カーエアコンにより、フロントガラスやサイドガラスの霜取りや曇り取りを行う機能も持たせられている。
高温多湿な日本では、室内の除湿や結露防止等、カーエアコンの正常な起動は必要不可欠である。
梅雨などの多湿な時期においては常時エアコンONが望ましいとされる。
自動車教習所の教習車でもエアコンは常時ONで実技指導を受ける。
カーエアコンは、自動車の快適性を高める一方で主に燃費に関するいくつかの欠点が存在してしまう。
温水式の暖房機能の場合、暖機運転中は暖房が効き始めるまでに時間がかかってしまう。
場合によっては冷却水に頼らない暖房システムか、冷却水を予熱するブロックヒーターの後付けが必要となる。
一部のハイブリッドカーでは、エンジンが稼動している時間が短いために冷却液が温まらず暖房が効かない。
冷房では、エンジンの回転でコンプレッサーを稼動させるためにエンジンの負荷が増え、結果燃費も悪化する。
カーエアコンには利点も多いが、欠点も多いと言える。